米長期国債金利、今後の値動き 2020年11月20日
ここでは米国10年国債金利の今後の値動きについて長期的視点で解説します。
ではさっそく、今後の値動きは上げか下げのどちらかと言いますと
上げです!
こんなにシンプルではないでしょうがビジュアル的にはこんな感じでしょうか。
30年近く下げ続けてきた10年国債ですが、私はこれから上昇していくのではないかと考えてます。
理由はあまりにも低金利になりすぎた事や、コロナウイルスの感染拡大により全世界に不安が広がっている現状にあります。
短期金利よりも高水準な10年国債でさえ、もはや下げる余地は残っていないのではないでしょうか。
ところで現在は1940年代の状況に所々で似ていると感じます。もちろん私が生まれていない時代です。その当時も世界中で不安が広がっている時代でした。
現在のような長期国債金利の上昇が意味する事とは、「将来その国の信用に今より不安がある」とも言い換えれます。
今後数十年単位で長期金利が上昇すると想定するなら、これからはコロナだけではなく様々な問題が世界中で発生するのではないでしょうか。
1940年代から80年頃まで、世界は戦争により大変混乱していました。
40年代終戦後の混乱、米露冷戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争、石油危機などいくつか例があります。
80年代以降は同時多発テロがあったものの、それまでと比較すると平和な状況が保たれていました。
おそらく今後数十年間は、コロナウイルスを発端として世界中の人々が不安を感じる時代になります。
10年20年経った頃に、2020年までの世の中がいかに平和だったかを実感するのではないでしょうか。
米国株だけではなく他の株式投資をされている方もこの状況を踏まえて運用をするといいかと思います。
米国株、売りか買いか 2020年11月19日
このブログでは米国株(s&p500)を中期・長期的に運用されている方向けに今後の値動きを解説します。短期で運用されている方にも、参考にしていただければ嬉しいです。
ではまず、現在の米国株式が買いか売りのどちらかと言いますと
買いです!
現在コロナウイルスの第3波により多くの地域で新規感染者数が過去最多となり、東京都が警戒レベルを最も深刻なレベルに引き上げたと発表しました。
海外でもヨーロッパでは11月上旬からロックダウンが開始され、最近まで大統領選の影響もあり上昇していた米国株式は熱が冷めたかのように下落し始めています。また、ドル安円高が進んでいる為米国株式に投資している方は不安を抱えていることでしょう。
それに対して世界各国は金融緩和・財政政策により景気を下支えしようと努力しており、ワクチンの供給まであとわずかとなっているため希望も捨て切れません。
不安と希望が入り混じる現状において、米国株式は今後どのように推移していくのでしょうか。
恐らくこのように(やや下向きの)横ばいになるか
そのまま上昇するか
ですが、現在コロナウイルスが拡大している真っ只中でヨーロッパにて少なくとも12月上旬までロックダウンが継続されることから、果たして人々は前向きに投資を続けられるでしょうか。
この状況を考えるとしばらくは横ばいに推移すると考えられます。ただしワクチンにより状況が改善すれば後者の想定も十分有り得ます。
政府と中央銀行の下支えがある限りは、現状から3月頃のように大幅に下落する事は恐らくないでしょう。
その意味では長期的には強気でOKです。保有している株式を敢えて売る必要もありませんが、ドル安が気になるようであれば一度売って状況が落ち着くまで様子を見てみるのもありだと思います。